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採択研究課題が決定し、研究がスタートしました。 採択者リスト

平成18年度公募研究(H18-19)の募集 (参考)
領域略称名:新量子相の物理
領域番号:450
設定期間:平成17年度〜平成21年度
領域代表者:福山 寛
所属機関:東京大学大学院理学系研究科

(研究項目) A01  相関制御で実現する新しい量子流体相
A02  低次元ヘリウムの創製と新量子物性探索
A03  ボース超流体と量子渦
A04  異方的超伝導・超流動
A05  量子結晶とリング交換

本領域では、流体・固体ヘリウムをはじめアルカリ原子気体、ルテニウム酸化物に代表される 電子系物質など超純粋(スーパークリーン)試料が得られる物質系において最近低温極限で見出された、 数々の新奇な量子相や量子多体現象の解明を通じて、それらの背後にある共通の物理の新概念を創出し、 21世紀の物理学や物質科学の発展に資することを目的とする。
 具体的には、 i) スーパークリーン物質系の空間次元、幾何学構造、相互作用を精密制御することで生まれる新量子相の 研究と、そこから多粒子系の新概念(量子スピ ン液体、量子臨界現象、零点空格子点など)を生み出すこと、 ii) 量子渦とそのダイナミクスなど超流動ヘリウムおよび中性原子気体の量子凝縮状態の研究、 iii) 内部自由度をもつ超伝導・超流動状態特有の新しい量子相や量子現象(秩序変数の空間 ・時間変化、 集団運動など)の解明、iv) リング交換がもたらす量子結晶の新奇な磁性状態の研究、などを進める。 そのため以下の研究項目について計画研究により重点的に研究を推進するだけでなく、 これらに関連した一人または少数の研究者による独創的、意欲的な研究を公募する。 本領域は新概念創出型研究の性格上、研究対象は計画研究で扱うもの以外にも比較的多岐にわたり、 学際的な要素も強い。そこで、斬新なアイディアに基づく各項目間の分野横断的あるいは萌芽的な研究も歓迎する。 単年度あたりの応募額の上限は実験の場合400万円程度(8件程度)、理論の場合150万円程度(20件程度)とし、 合計28件程度の採択を予定している。研究期間は2年間とする。

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平成18年度科学研究費補助金の公募 公募要領・計画調書のダウンロードページ

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